本日のお買い物

開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)

異形たちによると世界は…

心臓狩り （３）異形の領域 (角川ホラー文庫)

　今月28日に私の日帰り人間ドックがあるので、それに備えて子どもら連れて実家にプチ里帰り。その帰り道に新刊書店によってお買い物する。
　皆川さんの新刊は、女性作家コーナーにも新刊平台コーナーにもなくて「うわっ！もしかして売り切れ？」焦ったんだけど、フツーにミステリコーナーに平積みされていてほっとする。『異形たちによると世界は…』は、SF・ホラー・ファンタジーコーナーにも漫画コーナーにもなくて「うわっ！もしかして売り切れ？」焦ったんだけど、店内検索用の端末で検索して、無事サブカルコーナーに平積みされてるのを発見。1冊確保する。
　cocoさんのイラストに4コマは大好きだけど、クトゥルーもんじゃないし、最初は買うつもりなかったんだけど、これがまあ読んだら面白かった。異形の神々が可愛らしいし、どっか早川さんたちの面影があるし（笑）。クトゥルーに対する知識が『魔界水滸伝』程度しかない人間でもこれだけ楽しく読めたんだから、もっと読んで勉強して小ネタが分かるぐらい知識を身につけてからまた再読したいなー。
　4コマの合間に挿入されているショートストーリの怖ろしさこそが、本来的なクトゥルーなんだろうな。笑いとぞっとする恐怖と、緩急ついてるところも「異形たち〜」の魅力なんだと思う。積んでるクトゥルー本を読まなくっちゃ！！