それほど厚い本でもないのに、読み終わるまでに4日かかっちゃった。詩心が欠如してる私にも楽しめる詩のアンソロ
ジー。この本、図書館で借りて読む本じゃないわね。ふと思い立った時にいつでも手にとって読めるよう、常備しておく本かも。詩なのに、小説のようなドラマを感じて面白かった阿部日奈子さんのお名前をしっかとチェック。
前半の「恋愛の国のアリス」は、野ばらちゃんの恋愛哲学の基礎講座って感じかしら。恋に迷える信者の(歳若い)女の子ならともかく、今の私じゃあねえ^^;。思いっきり、想定読者の対象外の疎外感を感じてしまったわ^^;。後半の「TAROT,THE
LOLITA PATH OR PASS FOR
LOLITA,GRAND GLASS」は、タロットカードをモチーフとした、応用編とも云える短編集。やっぱり小説のが好きかもしれない。文春文庫版の
澁澤龍彦『黒魔術の手帖』の解説を、野ばらちゃんが書いてるのねー。忘れずにチェックしなくてわ。