今日の読み終わり。

 ったくもう!七生子さんがせっかくやる気になってJUGEMに感想アップしようと思ったのに、管理ページが開かないなんて!(怒)人のやる気を殺がないでよね!ぷんすか。

文豪ナビ 太宰治 (新潮文庫)

文豪ナビ 太宰治 (新潮文庫)

 その昔の口癖が「も少し早く生まれて、太宰さんと心中したかったのにぃ」だった私ですから。ガイド本によって語られる太宰さんの魅力に「うんうん!その通りよ!」頷きまくり。ただ、はしかではないものの耽読したのが思春期の頃と、かな〜り時間が経っていて、多くの作品の内容を既に忘れ去っていたのが、少々キツかったかな。ま、「10分で読む「要約」太宰治」のおかげで、だいぶ思い出させていただきましたけど。TVを見る片手間で読めてしまう薄い本ではあるものの、「声に出して読みたい太宰治」「評伝 太宰治」は買って読んだ甲斐があったかな。没後50年記念に青森へ旅し、近代文学館、竜飛岬、太宰の文学碑、小泊の「津軽」の像記念館、斜陽館などなど太宰ゆかりの場所を旅したことがあるので、「旅コラム」は読みながら当時の記憶がフラッシュバック。斜陽館裏手にある土蔵にも記念の品が展示されていて、写真で残る学生服姿の太宰さんが、むちゃくちゃ格好良かったのよね〜(*^^*)。初心者にも愛好者にも楽しめる&嬉しい1冊かと。
シン・マシン (SFシリーズ・Jコレクション)

シン・マシン (SFシリーズ・Jコレクション)

 SFの設定を借りた、兄弟愛の物語。作中、何度も繰り返し問い続けられる「何のために人は生きるのか?」が、全てが収斂したラストにおいて、静かな感動を生む。じーん。物語のからくりが全て明らかになっても、興ざめしないところがスゴイ。読めて良かったよ〜ん。