本日のお届きもの

  • 「波」2005年2月号

 不破茂『国防』刊行記念で、冒頭、いきなり「福井晴敏×不破茂」の対談が載っててビックリ。江國香織さんによる井上荒野『しかたのない水』(“違和感そのものとして在ること”)&大森望さんによる松尾由美雨恋』(“雨の日は魔法”)の書評に思わずクラクラ。井上荒野『しかたのない水』の“井上荒野は、小説を好きな読者を、絶対いに裏切らない。…”。ぐらぐら。松尾由美雨恋』は“ストレートに恋愛を描いた長編”で、“ウェットな泣ける話”とか。ぐらぐら。やっぱり購入して読みますとも!!
 その他、書評を読んで面白そうとチェック入れた本は、豊崎由美さんによる星野智幸アルカロイド・ラヴァーズ』(“野蛮な衝動によって生まれるやばい愛”)、五十嵐貴久さんによる新堂冬樹『吐きたいほど愛してる。』(やりたい放題の爽快感)、池内紀さんによるジークフリート・レンツ『遺失物管理所』(忘れ物讃歌)かな。そうそう1月27日に発売された『恋愛小説』もぜひぜひ読みたいわぁ。
 気になった事。

  1. 2月7日発売「新潮」3月号に、新連載・東京奇譚集 村上春樹「偶然の旅人」が掲載。
  2. 今夏、新潮文庫から筒井康隆氏の自選作品集が新たに2冊、刊行予定とか。