今日の読み終わり。

ぼくが愛したゴウスト

ぼくが愛したゴウスト

 打海作品を読むのは『裸者と裸者』に続いてこれで2作目。NHKのかつての少年ドラマシリーズのようなジュブナイルSFで始まり、「少年の一夏の成長物語か?」と思いつつ読むと、物語の雰囲気が一変。『裸者と裸者』の外伝みたいなノリになって思わずビックリ!!「元の世界に戻ってくることができるのか?」「タイトルの意味とは?」どうオチをつけてみせてくれるのかだけを楽しみに、その興味からノンストップで一気に読んじゃった。けど。うーむ。ちょっぴり切なくはあるもの、想定の範囲内だったのが、ちょびっと残念。ま、なし崩し的に納得させられてしまう結末ではあるけれど。しっかし。なんであの人を殺しちゃうかなあ。ぷんすか。