気になり本 [10〜11月 その1]

東京創元社
11月

角川書店
10月

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。野球部のエースとして成長した祐司だったが、常に罪悪感にさいなまれていた――。選考委員激賞の、第12回日本ホラー小説大賞受賞作

ホラー大賞受賞作「姉飼」の著者が描く、新たなる戦慄と恐怖
戦争の続く東京。靖之が双子姉妹の営業する屋台の弁当屋で手渡されたのは、親父の頭だった。異形恐怖と寄生、カルト的人気を誇る期待のホラー作家、最新短編集!

11月

今もっとも期待される気鋭が、昭和のノスタルジーに載せて贈る事件簿。
私の姉様には不思議な力がありました。その力は、ある時は人を救いもしましたが、姉さまの命を縮めてしまったのやもしれません……少女の不思議な力が浮かび上がらせる人間模様を、やるせなく描く昭和事件簿。

西洋歴史小説の雄が初めて挑んだ「アメリカ」。興奮と感動の傑作悪漢小説!
20世紀初頭のNY、青年アル・カポネは度胸の良さを買われ地元ギャングのボスが経営するクラブのバーテンに。やがてこの青年が裏社会を支配する闇の帝王になろうとは……。西洋歴史小説の雄がものした傑作悪漢小説!

僕がビデオを回すたび、人が死ぬ―。第12回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作
原戸登はゼミの同級生の女性に列車の最前列から三度、外の風景を撮影してほしいと頼まれる。登は一度ならず二度までも列車に人間が衝突する場面を撮影してしまう。そして三回目。更なる事態が登を襲う・・・。

第12回ホラー小説大賞短編賞受賞作!
同級生の姉に連れられて訪れた古い家屋。軒下には文化祭のセットで作ったはりぼての風呂。彼女はここで汗を流せと自ら服を脱ぎ始める。グロテスクな不条理の世界が選考委員の度肝を抜いたホラー大賞短編賞受賞作!