本日の読み終わり 吾妻ひでお『うつうつひでお日記』

うつうつひでお日記 (単行本コミックス)

　『失踪日記』を（発表するあてもなく）執筆していた2004年7月〜2005年2月の日記。マンガ…というよりは文章が主で、絵が添え物な感じ。酒の代わりに坑うつ剤飲んでアイス食べてたんですねえ。イラストのオブラートで包んでるけど、突然虚無感に襲われ動けなくなる場面など頻繁にあって、『失踪日記』より作品のトーンは暗め。鬱々な気分が乗り移ってくるようだ。だけど読書日記としては、読んでてとても面白かったです（ううう。私も吾妻さんと大して変わらない生活を送ってるような／汗。「だめだこの日記ってただの引きこもりの読書感想文だ！（p.46）」がぐさぐさ胸につき刺さる／滝汗）。
　待望の『失踪日記』の続編は、相当待たされないとダメみたいですねえ（苦笑）。日記の当時を今振り返って語る『吾妻ひでお、「うつうつ」だった日々を語る』が途中挿入されているのが興味深い。
　『失踪日記』発刊の裏話も読めるので、『失踪日記』読んだ方はぜひ。カバー裏のお楽しみ、この作品にもありますぜ！