本日の読み終わり 射逆裕二『情けは人の死を招く』

情けは人の死を招く

情けは人の死を招く

 女装探偵狐久保朝志シリーズの第2弾。前作よりは読み終えてからの腹立ち度が小さかったものの、特に手応えもなくするする読めちゃった。手軽に読めるミステリで、ま、いいんじゃないでしょうか。登場人物、主人公たる視野人物以外みなキャラが立ってるので、2時間ドラマの原作に最適かもしれない(投げやり)。(次々と殺人事件が起こり狐久保がその謎を解くんだけど、結局は主人公にとって、どーでもいいことなのよね。真ん中の部分がすぽっと抜け落ちても、さほど困らないのが面白い。皆井順子の正体が、この作品の中で一番のサプライズでしたわ/笑)。しっかしこの人、スゴイね。ソフトカバーとはいえ、1年で3冊、単行本が出ちゃうなんて!