本日の読み終わり 長野まゆみ『あめふらし』

あめふらし

あめふらし

 やや古い日本的な作品世界を舞台に、異界との交歓を描いた艶っぽい幻想譚。『よろず春夏冬中』と『箪笥のなか』の中間より、やや『箪笥のなか』よりか。長野ワールド全開で、すっごく好きな作品です。結局、橘河と仲村の関係とは?そして橘河と鷹司の関係とは?ああ、はっきりと描かれていないのがもどかしい。続編に期待したいけど、むー。きっと無理だろうなあ。