2006-08-13 本日の読み終わり 有栖川有栖『乱鴉の島』 読書 乱鴉の島作者: 有栖川有栖出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/06/21メディア: 単行本 クリック: 18回この商品を含むブログ (150件) を見る 火村×アリスシリーズの最新刊にて、初の孤島もの。殺人事件の犯人探しよりも、島の秘密、ファンクラブの集いの真の目的のが気になって、読み進めていたように思う。心情はすごくよく判るけど、無理やりだし強引すぎやしませんか?(苦笑)。[殺人事件って、おまけのつけたしなんですね。島の秘密とはまったく無関係でチープすぎるのもなー。] とはいうものの、作品の雰囲気はとても好み。ポーとカルト作家海老原の若くして愛した人間に先立たれた哀しみに素直に胸打たれます。「Nevermore」がしばらく耳にこびりついて離れそうにないです。