本日の読書 フリッツ・ライバー(他)『狼の一族』
- 作者: フリッツ・ライバー,ジャック・リッチー,アヴラム・デイヴィッドスン・他,若島正
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/01/31
- メディア: 単行本
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この新編アンソロジーアメリカ編も、いかにも「ヘンな作家」が書いた「ヘンな作品」(←褒め言葉ですとも!)十分に面白かったです。堪能しました。
ずば抜けて愉快だったのは、R・A・ラファティ「浜辺にて」。他のもチャールズ・ウィルフォード「鶏占い師」、ジャック・リッチー「貯金箱の殺人」、ジョン・スラディック「他の惑星にも死は存在するのか?」、アヴラム・デイヴィッドスン「眠れる美女ポリー・チャームズ」(エステルハージ博士ものの連作集が読みたい!)、ジーン・シェパード「スカット・ファーカスと魔性のマライア」などが強く印象に残ってます。「ベビーシッター」だけが意味不明だったな。“悪意に満ちた作風は、黒いユーモアの面から眺めても面白い”ってことですが。うーんうーん。再読&熟読せねば。
収録された11編はいずれも本邦初訳だとか。ファンは要チェックですね。この1冊を契機にして、読書がどんどん広がり、豊かになりそうです〜♪ああ、積読中の異色作家短篇集&ラファティ&『どんがらがん』を掘り出して読むぞと意気込んでる私なのでした。