本日の読書 有川浩『クジラの彼』

クジラの彼

クジラの彼

 陸海空の自衛隊を舞台にしたコテコテ&ベタ甘なラブストーリ。既刊作品の番外編を含んで全部で6篇収録。
 ええっと、どの作品もSFじゃなくてごくごくフツーの王道のラブストーリなので要注意。
 コテコテのキャラクタ造型が、読んでる内に鼻についてきて、だんだんむず痒くなってくるんだけど、でも「勘弁してくれ〜!/涙目」叫びながらも、つい最後まで楽しく読んでしまう私がいました(マゾか?私は/汗)。
 続けて6編も読むと、キャラのワンパターンぶりが気になってくるものの、ラブラブっぷりに始終アテつけられたものの、後日談が読めて嬉しい「ファイターパイロットの君」に、ついうるっとなってしまった私です。
 有川さんて、ほぉんとに自衛隊が好きなんですねえ!有川作品てどれも、愛ゆえの啓蒙小説なのかも。