本日の読書 タニス・リー『パイレーティカ女海賊アートの冒険』上巻

パイレーティカ―女海賊アートの冒険〈上巻〉 (ルルル文庫)

パイレーティカ―女海賊アートの冒険〈上巻〉 (ルルル文庫)

 新創刊されたルルル文庫の創刊ラインナップから、まずはタニス・リーの作品を読む。
 私達のこの世界と似て非なるパラレルワールドが舞台の冒険ファンタジーシェークスピアがシェークスパー、ロンドンがルンドン/笑)。お嬢様学校で暮らす主人公アートは、ふとしたことから失われた記憶を取り戻し、それまでのうんざりするような生活を捨てて「海賊の娘」として生きようと、取り戻した記憶を頼りに、昔の仲間達と再会するんだけど…というお話。
 今のところ「平たい地球シリーズ」のリーの面影はなく、明朗快活な冒険ファンタジーな様子。ただ、「え?」と思うような不可解なネジレがあって、それゆえに一筋縄では行かない予感がする。
 それに、ひょんなことから同行することになったプラチナブロンドのフェニックスの出自に真意などが、後半になってどう物語に絡んでくるのか、ものすご〜く気になる。
 下巻の発売は6月29日頃とか。「それまで待てないってば!早く続きを読ませろ!」な心境ですよ、まったく!!ものすご〜くいいところで上巻が終わっているので、上下巻揃ってから読んだ方が、精神安定上いいかもしれない。