本日の読書 金城一紀『映画篇』

映画篇

映画篇

 作者の映画への愛と、物語が持つ力に胸が熱くなる。久しぶりに読んだ金城作品だけど、やっぱりめっちゃ良かったー!好き好き好き!すんごく良かったー!
 収録作品最後の「愛の泉」が、ずば抜けて素晴らしい。登場する人物という人物、語られるエピソードの一つ一つがみな、愛おしい。この家族ネタで長編作品にしてくれても良かったのになあ!
 読み終えると「ショーシャンクの空に」と「ローマの休日」が猛烈に観たくなる作品かと。