森奈津子『先輩と私』

先輩と私

先輩と私

 えーっとえーっとこの作者では毎度お馴染みのフェミニズム+レズビアニズムの官能コメディ。
 ヒロイン光枝の思いが阿真理先輩の元に届き、無事恋人同士になれるのか。かな〜りピュアな恋愛小説、でもある。たぶん(笑)。先輩のことが大好きなクセに、光枝が誘惑…というか快楽に弱いせいで紆余曲折、いろいろいろあるんですよねえ(遠い目)。
 元々は異性愛者の中高年男性を対象読者とする「問題小説」に掲載された作品とか。…。読んでてこっぱずかしくなるような描写が多々あるのにも納得。私が読んでもよかったのか、激しく疑問だったりする…ま、面白かったけど(爆)。男性が読むとどう感じるのか、お聞きしたいような聞きたくないような(滝汗)。