先週これだけ読みました。

2008年11月17日 - 2008年11月23日の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1332ページ

庵堂三兄弟の聖職庵堂三兄弟の聖職
少々血生臭いものの、心温まる家族小説であり兄弟小説であるのが本書。タイトルがいい。ラスト、感動で胸が熱くなった。三兄弟の更なる物語を希望!ハマる人はとことんクセになってハマる物語だと思う。
読了日:11月18日 著者:真藤順丈

愛の時間 (Feelコミックス) (Feelコミックス)愛の時間 (Feelコミックス) (Feelコミックス)
後半のご都合主義的展開のもろもろが引っかかったけれど、過去に囚われず前進する勇気を与えてくれる静謐な物語だった。影山さんの横顔がめっちゃスキー。
読了日:11月18日 著者:やまじ えびね

やみくも―翻訳家、穴に落ちるやみくも―翻訳家、穴に落ちる
身辺雑記な文章もいいが、言葉にこだわった翻訳絡みの翻訳こぼれ話が“翻訳者魂”が感じられて、面白い。またどっさり読みたい本が増えちゃった(汗)。
読了日:11月19日 著者:鴻巣 友季子

ミュージック・ブレス・ユー!!ミュージック・ブレス・ユー!!
ベタベタしてなくてドライ。でも妙に情に厚く潔癖で深いところで繋がってる友情関係が心地よい、音楽依存症のアザミの日常を描く女子高生小説。アザミのその後がものすごく気になる。映画にしたら面白そう。
読了日:11月21日 著者:津村 記久子

鳥肌口碑鳥肌口碑
夜中に読んではいけません(涙目)。狂気に憑かれた人間こそ恐ろしいと思っていたけど、なぜか理屈で説明できない分、スーパー・ナチュラルな怪異への恐ろしさが身に沁みた。
読了日:11月23日 著者:平山 夢明

名探偵クマグスの冒険名探偵クマグスの冒険
ヴィクトリア朝の英国で、博覧強記の「黄色い脳みそ」怪人南方熊楠がホームズばりの洞察力と知力で大活躍する探偵譚が6編収録。史実の膨らませ方が絶妙で「そうあったかも」思わせるものがある。19世紀末英国の時代の空気と南方熊楠の豪放な人柄とが存分に味わえて、大満足。
読了日:11月23日 著者:東郷 隆

 また先週も長文の感想が書けなかった。orz。今週のお気に入りは『庵堂三兄弟の聖職』『やみくも』『ミュージック・ブレス・ユー!!』かな。『名探偵クマグスの冒険』を読んで、南方熊楠という人物にものすごく興味がわいた。ちょっと前にブームがあった時に、乗っておけばよかったー。くぅ。反省。何かちょっと探して読んでみたい気分。