一日遅れの私から私へのクリスマスプレゼントが到着
- 作者: 田辺青蛙,文倉十
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/12/25
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- 作者: 矢部嵩
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- 作者: 野村美月,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2009/12/26
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- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
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- メディア: コミック
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解説を書いているのが“怖くないホラー”恒川光太郎さんなんだけど、恒川さんと同様独自の確固たる世界観を作り上げていて、その田辺ワールドをこうして小説という形で見せて読ませてもらい、あちこち見て回れるのがとても楽しいし心地よいなあと心底思える作品だった。
この作品では“魂追い”の人間の子供である縁が登場。ひょんなことから小さな村を離れて皐月と共に旅に出ることになる。儚く脆い魂魄が見える縁を始め、道中で交わる人や妖とのエピソードから、この人と妖が共存する不思議でどこか懐かしさを感じる世界観の奥行きがぐんと深まった気がする。のんびりまったりした雰囲気ながらも「死」を扱っていて、独特の死生観が深く印象に残った。もうしばらく皐月と縁の物語が読めるのかしら。楽しみに待ちたい。でも、このラノベ風の表紙だけはちょっと勘弁だわ(滝汗)。