高野和明『幽霊人命救助隊』文藝春秋

 私にとっての初高野作品。ベタな話かと思って読んだら、どうしてどうして。重たいテーマを扱いながらも、雰囲気はからっと明るく、読ませる読ませる。自殺志願者の命を救いながら、自らも救われていくところに思わず感動してうるうる。ま、「ちょっと安直なのでわ?」そう思う部分もあったけれどね。ハートウォーミングな現代のファンタジーとして、なかなかにオススメ♪