大倉崇裕『無法地帯』双葉社 ISBN:4575234842

 面白かった(はぁと)。“行く手を阻むライバルたちを蹴散らして、誰が、どうやって『ザリガニラー』を手に入れるのか?”読者を飽きさせないスピーディーな展開で、最後の最後まで引っ張る引っ張るぅ(笑)。さりげなく伏線も張られてるミステリになっているトコもいとおかし(笑)。こういう“作者の得意分野で勝負するミステリ”って、大好きだあ。小道具への愛(という名の薀蓄^^)をひしひしと感じるし(笑)。だけど『ツール&ストール』よりかは、一般受けしないかも。ま、私は大いに楽しみましたけどさ。宇田川&大葉が登場する次回作も希望(*^^*)。