BSアニメ夜話 第2夜の「カリオストロの城」

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 前夜のマニーな雰囲気から一変して、なんだか和気藹々として和やかな雰囲気(笑)。大地丙太郎監督が「監督」ではなく、素の「カリ城」好きな一ファンとして参加していたのが強く印象に残った(*^^*)。いいなあ、大地監督。唐沢さんらが作品の矛盾を指摘すると、「気にならないよ〜」。まるっきりミーハーなファンのノリじゃないですか〜(笑)。一緒に見ていたダンナともども大爆笑。
 宮崎駿監督のオリジナルだと誰もが思っているあのひら〜り飛び越えるシーンにも「先行する作品があった」との唐沢さんからの指摘があったりして、「まったくのオリジナルだと言えるのは、全体で10分ぐらいしかない」にも、またまた驚く。へえ、そうなんだー。(さらに言い募ろうとする唐沢さんの首を国生さゆりが首を絞めて阻止しようとする場面に、またまた大ウケ/笑)
 「ストーリーに整合性がなくてつじつまが合わない矛盾点がいっぱいあるのに、矛盾がなくて整合性のあるい最近の作品よりも分かるし面白い。」「傷はかなりあるけど素晴らしいというべき」には我が家でも大賛成!!純粋にエンターテインメント作品になっているよね。ま、ルパンファンからすると「こんなのはルパンじゃない(善人すぎ!)/怒」らしいですが(笑)。「カリ城」のおかげで、それ以降のルパンシリーズが作りづらかったそう。ふむふむ。
 でも一番大ウケしたのは、番組の最後で紹介された視聴者からのメール紹介。「最近の宮崎アニメしか見ていない人にぜひ見て欲しい。強烈なメッセージをこめなくても、こんなに面白い娯楽作品が作れるんだ…うんぬん」。スタジオ中が笑いにつつまれ「そのとおり!」の声が(笑)。我が家でも大爆笑!!同じ事を考えている人がちゃーんといたのねえ。ちなみに岡田斗司夫さんに言わせると「宮崎駿監督が瑞々しかったのは「未来少年コナン」から「カリオストロの城」ぐらい。引っ張っても「天空の城ラピュタ」まで」。唐沢俊一さんが大好きな作品は「魔女の宅急便」なのだとか。へえ。
 私も、アニメを見て啓蒙されようと思わないし、やはり純粋に娯楽作品として楽しみたいな。
 ところでクラリスって、まったく見も知らぬ人間に、大事な指輪を渡しちゃったの?そしてルパンが、幼い頃に逢った泥棒だと知っていたんだっけ?嗚呼。BSアニメ夜話を見ていたら、もう1回「カリ城」を見たくなっちゃったわ!!また1時間なんて短すぎ!な一時間だったわ♪