今日の読み終わり

ナラタージュ

ナラタージュ

 「愛し合っているのに結ばれなかった二人」を描いた王道ど真ん中の恋愛小説。丁寧に繊細に書き込まれている泉の一生に一度の恋が、ただ切なくて切なくて切なくて…(涙)。読み終わってからいつまでもいつまでも「なぜ、泉ではダメだったんだろう」考え続けていたように思う。別れのシーンの美しさも印象深いけど、なんと言ってもラストシーンの存在が秀逸。もう…涙が止まりませんでしたわ。
 それにしても前作『生まれる森』から、一気に上手くなったよねー。こらから先、どう成長していくのか。作家島本理生は今後も要チェック!!