本日のお届きもの 

  • 「波」2005年6月号

 表紙からして度肝を抜かれる。え?何?いしいしんじが描いたうみうしの絵ですか?コレ?今月号の「波」の目玉は、なんといっても31日発売のいしいしんじ『ポーの話』刊行記念の特集でしょう。ド真ん中にカラーで8ページ、いしいしんじ豊崎由美さんの対談とか、作者自身による登場人物紹介&用語集まで載ってるし、“『ポーの話』刊行によせて”として角田光代川本三郎栗田有起荒井良二、田口久美子、ボニー・エリオットら、豪華メンバーが文章が寄せている!!売る気満々ですね(笑)。24時間出庫になったら、ぜーったいに注文するもんね!! 
 その他興味を引いたのは、佐藤友哉『子供たち怒る怒る怒る』の書評を島本理生が書いていたり(「とんでもない作家」)、鈴木光司『アイズ』への池上冬樹の書評とか、本岡類のインタヴューとか(「五十歳の転機―ミステリと訣別して―」)。久しぶりの本岡さんの新刊、非ミステリで、那須高原を舞台にした父と息子の十二ヶ月の物語なのだそう。チェックチェックチェック!!