今日の読み終わり。

タンノイのエジンバラ

タンノイのエジンバラ

 どんな物語だったのか、すっかり忘れていたので再読。短編が4編収録された作品集。いろいろな作風が混在していて読んでいて面白い。うふふっ。特に好みだったのが「三十歳」。『泣かない女はいない』の表題作を思わせるしんとした寂しさが、余韻として胸に残る。「夜のあぐら」も良かったなあ。早く文庫落ちしないかしらん。
孤虫症

孤虫症

 『天使の囀り』系の気持ち悪いホラーかと思ったら、ちゃんとしたミステリになって驚き。でも結局はホラーだったけど(苦笑)。メフィスト賞受賞作だけあってクセがありあり。でもなんかおさまりが悪いのは、ホラーでもミステリでも中途半端な印象が残るからなのかも。もっともっと突っ走っちゃえば良かったのに。しっかしこの作品、18禁でしょう。えげつないシーンが多すぎですッ(苦笑)。