本日のお届きもの

  • 「波」2005年7月号

 冒頭、いきなり星野智幸による鹿島田真希『六000度の愛』の書評で始まる。こうして解説していただくと、「面白そう♪よ〜し読んじゃろ!」と思えるから不思議。難解で意味がつかみづらかった『レギオンの花嫁』も

鹿島田真希がデヴュー以来、ねばり強く展開し続けている、男と非対象であるがゆえに顧みられない「女の空虚」は、…

そう云われると、なるほどなーと納得できる。ご近所の図書館さまにも所蔵されたようなので三島賞受賞作である『六000度の愛』、読んでみようと思います。
 市川拓司『世界中が雨だったら』刊行記念で、児玉清による書評と著者自らの文章が掲載されてます。うう。読む気なんてまるでなかったのに、こう云われちゃうとたまらなく読みたくなっちゃうじゃないですか!市川拓司『世界中が雨だったら』もチェックチェック!同様に高田侑『うなぎ鬼』も。吉野仁による書評「触れてはいけないもの、行ってはいけない場所」の題名からしてソソられるぅ!とりかえしのつかなさをぜひ体感したい〜。この作品もチェックチェックチェック!
 その他の気になった本は保坂和志『小説の自由』(書評/大竹昭子「小説への信仰告白」)、ドナ・コーフマン『恋はストンと落ちるもの』(書評/亀山早苗「続編が読みたくなる“純愛小説”)、J・セイヤー『悪夢の帆走』、J・B・バラード『コカイン・ナイト』、叶てつこ『くるくるキレキレ人生』などなど。
 あ。今号から森達也東京番外地」が新連載開始ですってよ!>(id:asha)あさこさん!