本日の読み終わり

宇宙舟歌 (未来の文学)

宇宙舟歌 (未来の文学)

 てっきり短編集かと思って読み始めたら、長編だったんですね!内容はといえばラファティ版「イーリアス」と「オデュッセイア」。あの有名な物語をラファティがどう調理し読ませてくれるのか。それを楽しみに読みました。結果、笑った笑った笑った!最初から最後まで、ほぼ全編に渡って、くすくす笑いっぱなし(特にバカうけしたのは第3章。「虚偽です」。ぶはははは)。ユニークでユーモアたっぷりで、その上、ぴりりと皮肉が効いていて。でもなんといっても素晴らしいのはその発想の奇抜さ!ときどき辻褄の合わないところもあるけど、それもまたご愛嬌ってヤツでしょうか(笑)。ラファティってやっぱりスゴイ!人を幸せな気分にさせる愉快な大法螺吹きのじいさんですな(*^^*)。リンクしている部分があるそうなので、『九百人のお祖母さん』を読み返したいな。『地球礁』も読みたいでっす。
地球礁

地球礁