2006-04-27 今日の読み終わり 読書 アコギなのかリッパなのか作者: 畠中恵出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2006/01/14メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (48件) を見る 以前読んだ現代モノはイマイチだったけど、この本は面白かった!引退した大物政治家大堂の事務所「アキラ」に勤めてる単なる事務員佐倉聖が、事務所に持ち込まれるトラブルを見事解決していく「日常の謎」系の連作ミステリ。どの話も、ただ謎を解くだけじゃなく、それから先がちゃーんと描かれているところがいいですね。読んでて嬉しくなってきちゃう(ミステリとしてお粗末なものもありますけど/苦笑)。キャラクタ小説として、読んでいて楽しい。狸オヤジの小原はもちろん、「王子さま」加納議員に、小島議員秘書の真木などなど。クセモノ揃いの元議員・議員・秘書といった人間たちに、いいように遊ばれているとしか思えない聖も、なんともいえない魅力が溢れてます。可愛いー♪ 「政治家って普段どんなことをしているの?」「選挙運動ってどんな感じ?」などなど、日常の疑問にも応えてくれて、好奇心も満足させてくれる作品です(ま、クリーンすぎるといえば、そうなんだけど/苦笑)。選挙の舞台裏って、こんなんになってるのねー。次回からの選挙、見る目が変わりそう、、、。