本日の読み終わり。

殺してしまえば判らない

殺してしまえば判らない

 …。なぜこのタイトルなのか、意味が良く判らなかった(汗)。わざわざ言うまでもなく殺人事件なんて、みんなそんなもんだと思うんだけど(汗)。
 妻の死は自殺だと警察は判断したけれど、その結論に納得いかず、死の真相を知りたいと願ってる夫が主人公。妻の自殺の真相をあれこれ考察していくのかと思うと、主人公の周囲で自殺やら殺人事件やらが起こって、主人公のみならず私まで混乱状態に。作者は一体この作品で何がやりたかったのか?あれこれ欲張って、詰め込みすぎかと。
 二転三転する妻の死の真相もなあ。一見すると「まさか!」のバカミスなんだけど、妙に説得力があるのが何とも(苦笑)。中途半端というかなんというか。
 この作品での唯一の収穫は、女装マニアの探偵、狐久保朝志でしょうか。彼を探偵役としてシリーズ化されるようなので、次回作が楽しみ。