本日の読書 大森望、豊崎由美『文学賞メッタ斬り!リターンズ』

文学賞メッタ斬り!リターンズ

文学賞メッタ斬り!リターンズ

 「メッタ斬り!」祝復活!WEB上で既読の文章が多く、新鮮な思いで読めた部分が少なかったものの、今回初参加となる島田雅彦がいい仕事してましたね!メッタ斬りコンビに引けを取らない毒舌ぶりでナチュラルに溶け込み、文学賞論など交わしてる部分は一読の価値あり、でした。さすが文壇の内側にいる人のご意見は、重みがありますな。同業者に嫌われたという文芸時評、単行本で読めないんだろうか。
 巻末特別付録の「'04〜'06年版・文学賞の値うち」も、大森望豊崎由美両氏のフィルターが掛かっているから、鵜呑みにはできないなと思いながらも、にやにやしながら読む。究極のブックガイドですねえ。読んでみたい本が、どっさり増えましたよ。