本日の読書 上橋菜穂子『天と地の守り人』第2部

天と地の守り人〈第2部〉 (偕成社ワンダーランド 33)

　3部作の2巻目で、だれるかと思ったけど杞憂で終わった。最後から最後まで先の展開がまるで読めず、手に汗握りっぱなし。
　チャグムとバルサはロタ王国の親書を持ってカンバル王国へと向う。カンバル王国で2人を待ち受けることとは！？些細だと思っていたエピソードが重要な伏線となっていた事実に驚き、バルサの今までの旅さえもこのためにあったのかと、さらに胸が熱くなった。
　北からの天災、南からの侵略軍の脅威に晒された新ヨゴ皇国の運命は？チャグムの、そしてタンダの運命は？次巻で本当に最終巻なのか？本当に広げた風呂敷を破綻なく綺麗に畳めることが出来るのか。最悪の結果にならなければいいなと思いつつ、本を閉じた。
　第3部はいよいよシリーズ最終巻。第3部が待ち遠しいです（と云いつつ本心は、いつまでも終わることなく続いて欲しいんだけど。バルサの、そしてチャグムの行く末をいつまでもいつまでも見守っていたい〜！）
[それにしてもバルサって、大体何歳ぐらいの設定なのかしら。バルサとチャグムって本当に、本物の親子以上に親子みたいだ。信頼関係で固く結ばれてるんだと思ったら、涙がこぼれてきちゃったよ。ぐすん]。