本日の読書 小川洋子『小川洋子対話集』

小川洋子対話集

小川洋子対話集

 田辺聖子岸本葉子、リー・アン、ジャクリーヌ・ファン・マールセン(アンネの友人)、レベッカ・ブラウン佐野元春江夏豊清水哲男五木寛之との対話を収録した対話集。この本を読む前に短篇集『海』を読んでいて正解だった。
 対話の中から見えてくるものがある。作家同士の魂の共鳴、創作秘話に、あの傑作『博士の愛した数式』の作品世界がいっそう深くなる対談などなど、盛りだくさん。
 作家ではなく人間小川洋子の素顔も垣間見れて、よりいっそう作家小川洋子が好きになった。そして、もっともっと作品世界を貪欲に味わってみたいと思ったのだった。切実に。しっかし、男の子のお母さんだったとは!知らなかった!