本日のお買いもの

薪の結婚 (創元推理文庫)

薪の結婚 (創元推理文庫)

三崎日和―いしいしんじのごはん日記〈2〉 (新潮文庫)

三崎日和―いしいしんじのごはん日記〈2〉 (新潮文庫)

河岸忘日抄 (新潮文庫)

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GENTE 2 (Fx COMICS)

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坂道のアポロン (1) (フラワーコミックス)

坂道のアポロン (1) (フラワーコミックス)

2週間のアバンチュール (Fx COMICS)

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エマ 10巻 (BEAM COMIX)

エマ 10巻 (BEAM COMIX)

群青学舎 三巻 (BEAM COMIX)

群青学舎 三巻 (BEAM COMIX)

 珍しくbk1からの荷物が、箱で来た(笑)。私には珍しく、コミックスばかり。届いたコミックスはすぐ読んじゃったので、以下、簡単な感想をば。
 ついに『エマ』完結。あの人まで再登場するなんて(感涙)。関係者が勢ぞろいした歓喜と騒乱のグランドフィナーレにはただただ感動の涙。おめでとうおめでとうおめでとうーーーー!それにしてもエマが色っぽくて困った(笑)。アデーレさん&アーサー主演の外伝も良かったなー。これでお終いなんて、本当に寂しい。まだまだ物語の余韻に浸ってますよ。
 待望の『群青学舎』3巻、収録された物語のどれも良かった。「赤い屋根の家」の似たもの同士、不器用な親子の情愛にほろりし、あのカップルのその後がまた読めて嬉しい「続々ピンク・チョコレート」は…結局、単なるじゃれ合い?(笑)描かれなかった物語をあれこれ想像するのも楽しい「メリー・ガーデン」は、慈しみあう歳の差夫婦の姿にほっこりした。「待宵姫は籠の中」はそれまでの作品とがらり雰囲気を変えて、エキゾチックな御伽話のよう。単なる綺麗なお人形だった籠の中のお姫さまが、まあまあの変化成長が、お約束とはいえ、良かった。こーいうベタ甘いお話も大好物です(笑)。「雪降り積もる」の、いつまでも変わらない女同士の友情にも憧れる。
 3巻の中で一番心に響いたのは「薄明」(前後編)かな。冒頭で示された結果に向かって、青子と万里雄の2人の側から物語が綴られる。飄々とし読書に耽溺する万里雄は内心では何を考えていたのか。前編でもある青子サイドの解答にもなる後編の万里雄サイドの物語が壮絶だった。静かに波が打ち寄せるその内面描写は美しくも哀しく、ただただ胸を打たれた(涙)。
 小玉ユキ坂道のアポロン』1巻は、60年代後半の長崎(?)が舞台のど真ん中直球勝負の青春物語。繊細な西見くんと札付きの不良?でも本当は心優しい千太郎の間にいつしか芽生えていく友情、そしてジャズ。西見くんのほのかな恋心の行方も気になるし、新刊の発売が待ち遠しいコミックスになりそう。個人的にはガクランがツボ(笑)。
 オノ・ナツメ『GENTE』2巻は、『リストランテ・パラディーゾ』の外伝シリーズの2冊目。どの物語もそれぞれが歩んできた人生の重みがじわじわにじみ出てるかのようで、しんみりしてしまう。で、オノ・ナツメさんの絵がとてもいいんだな。表情がたまりません(感涙)。2巻の個人的涙のツボは「テオ」だったり。
 それにしてもこの作品読み終えると『リストランテ・パラディーゾ』から読み返したくなる(笑)。そういうことだったのかっ!(笑)