宮木あや子『雨の塔』
- 作者: 宮木あや子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/11/26
- メディア: 単行本
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しっかし、そもそも“陸の孤島の学園”が大学なのに唖然呆然。これ、中学かせめて高校だったら良かったのに。そうしたらもっと彼女らが抱える孤独、無力感、空虚感に共感できたのに(みなさん、お育ちがよろしいから。大学生にもなって、親のいいなりになって閉じ込められてるなんてどうよ?と思ってしまった)。
でも砂糖菓子みたいに現実感皆無で、ただひたすら美しいものだけを集めて出来ている濃密で官能を刺激する耽美な小説は大好きー♪これ、密室心理劇としてお芝居にしたら好さそう。宮木作品、これからも追いかけて読みますわよ。