先週読んだ本

2008年11月3日 - 2008年11月9日の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2135ページ

ホラーマンガの逆襲―かえるの巻 (知恵の森文庫)ホラーマンガの逆襲―かえるの巻 (知恵の森文庫)
恐怖漫画として発表されたのに、なぜ今読むと笑えるのか。B級貸本怪奇マンガの魅力に触れることのできる一冊。馬鹿にしてたけど、ハマった!ぜひ「みみず編」も読みたい〜
読了日:11月03日 著者:

星のカギ、魔法の小箱―小谷真理のファンタジー&SF案内星のカギ、魔法の小箱―小谷真理のファンタジー&SF案内
ファンタジー&SFのブックガイド。分かりやすい言葉で作品の魅力をあますことなく紹介してくれるので、どの作品も読みたくなって困る(笑)。大野隆司さんによる可愛いニャンコ版画が作品を的確に表現していて、見ているだけでも楽しい。
読了日:11月03日 著者:小谷 真理

RDG レッドデータガール  はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
現代日本を舞台にした和風ファンタジー。まずは第一歩。内気な少女泉水子がどう成長し変容していくのか、続きがとても楽しみ。その予感はあるけど、深行との関係の変化も。それにしても表紙が可愛いなあ。
読了日:11月05日 著者:荻原 規子

伊坂幸太郎×斉藤和義 絆のはなし伊坂幸太郎×斉藤和義 絆のはなし
なんで今まで読まなかったんだろう。人間としてのこだわりとか奥さまとのなれそめとか「えーー!そうなんだー!」驚く事実がてんこもり。斉藤和義の作る音楽が聴きたくなった。
読了日:11月05日 著者:伊坂 幸太郎,斉藤 和義

偏路偏路
本谷さんの実体験が色濃く反映されている戯曲のようだ。笑いのオブラートに包まれてるけど、みなが抱えてる問題は結構シビア。でも最後に出た結論がいい。ぜひ舞台で見てみたい(なんだかんだでいい父娘関係で安心した/笑)。
読了日:11月06日 著者:本谷 有希子

カラット探偵事務所の事件簿 1カラット探偵事務所の事件簿 1
ラストに唖然。某作家の某作品を思い出した。乾くるみらしいヘンテコさがいささか物足りない。しっかし続編…出るんですかねえ?(後日“遊び心に溢れまくり凝りまくってる作品”と印象を訂正)
読了日:11月07日 著者:乾 くるみ

ペガサスと一角獣薬局ペガサスと一角獣薬局
幻獣が登場する幻想的な謎をどう合理的に説明するのか、わくわくしながら読んだ。密室ものの「光る棺の中の白骨」が一番興奮した。でも…トンでもだった気がなきにしもあらず(汗)。
読了日:11月08日 著者:柄刀一

天を支える者緑の鈴を、振る (コバルト文庫 ま 2-84)天を支える者緑の鈴を、振る (コバルト文庫 ま 2-84)
この巻の内容まで、前の巻で書いてくれればよかったのに。ぶつぶつ。そのおかげで1989年に発表された短編が読めたけど。次巻で完結させてください。
読了日:11月09日 著者:前田 珠子

黒百合黒百合
読み終えた途端に、最初からもう一度読み返したくなる。戦後間もなくのある一夏を舞台にしたボーイズ・ミーツ・ガールの甘酸っぱい初恋ものであるのと同時に、ミステリとして技巧を凝らしまくってる。再読に耐えうる傑作。
読了日:11月09日 著者:多島 斗志之

 コミックスが一冊。先週読んだ本は当たりばかりで、どれもみな面白かった。イチオシは『黒百合』ですかね。『絆のはなし』を読んで、「いいこというなあ〜」伊坂幸太郎を見直しちゃったよ(笑)。