本日のお届きモノ

  • 「ウフ.」2005年6月号

 今月号の書評のコーナー“おもしろい本が読みたい”は、アリステア・マクラウド『彼方なる歌に耳を澄ませよ』(江國晴子・評)と柴崎友香『フルタイムライフ』(長嶋有・評)の2冊。特に後者は、長嶋有をして“実感溢れる「会社小説」にヤラレタ、と思った”と言わせた作品。ぜひぜひ読んでみたいと思います。
 最近の「ウフ.」の楽しみは、鴻巣友季子さんの連載エッセイ「孕むことば」だったりする。今月号では“レベッカに始まった、止まらないタイトル連鎖…「い」か「き」か?”。翻訳する際、「若き」と訳すか、それとも「若い」と訳すのかについての考察が述べられていて、と〜っても興味深く、かつ面白かった。私も「若き」がハレで、「若い」はケだと思ってたわ!!という訳で、積んでるレベッカ・ブラウンをそろそろ読まなくちゃ!!