ゆるゆると仙台を目指す!

 宿をチェックアウトした後、近場にある高村光太郎の文学碑を見に行く…だけのつもりだったのに、何となく唐桑半島の先端方向へと遊歩道をお散歩することに。2歳児が転げ落ちるんじゃないかとハラハラしたけど、遊歩道の突端部分から見る太平洋は雄大だったー!朝っぱらから、水平線を見ちゃったもんね。海面を見下ろすと、まるで海の底まで見えそうなぐらいの透明度。今度は夏に来て、東北の海で泳ぎたいねーと言いながら、後にする。
 道の駅大谷海岸で休憩。水槽のマンボウと対面したけど、ちっこいし、たぶん去年のマンボウではなさそう。風が強くて寒かったけど、しばし海岸で遊ぶ。2歳児は海岸を走り回り、海の写真を撮る長男を撮影したり、貝殻拾ったり。
 次に寄った道の駅津山では「もくもくハウス」で、木工芸品をあれこれお買い物。2歳児には木目が美しいヘリコプターを。クリスマスツリー作成キットなんてあって、つい買っちゃったよ。
 そんなんでゆるゆるしながら仙台へと向かい、本日の私のメインである仙台文学館に着いたのは、午後3時半すぎ。最終日直前の連休中の土曜日もあるのか、閉館時間も近いというのに、思った以上に来場者が多かったのが印象的。
 「幻想美術館」ほど大規模ではなかったものの「カマクラノヒビ」よりは展示品の数も多く、まさに「幻想美術館」「幻想文学館」を合せて、より完璧になる感じ。なんと言っても、肉筆原稿に創作メモが多く展示されてたのが嬉しかったー。ついつい食い入るように眺めてしまったわ。中には「カマクラノヒビ」が終わってから仙台へ運ばれたらしきものもあったけど(パスポートとか「ウチャの家」!)、なるたけカブらないよう工夫されていたのが嬉しかった。「高丘親王」の創作メモも、違うページが開かれて展示されていたし。
 ちょうど「高丘親王」を読み終えたところだったので、「高丘親王」の最終ページの原稿が見られて感激。「モダンな親王にふさわしく」は、この原稿の後に付け加えられものなのか。澁澤の創作メモを出版してくんないかなーと思いつつ、文学館を後にしました。
 宿にチェックインしてから、仙台駅へ。駅構内にある牛タン通りのたん助で、晩ごはん。牛タンが美味美味美味!お腹一杯食べた後、私ひとりだけ男性チームと分かれて別行動。丸善でお買い物したり、BookOffでお買い物したり。宿に戻ったのは、夜10時近くだった(汗)。ダンナよ、スマン。