谷川俊太郎『トロムソコラージュ』

トロムソコラージュ

トロムソコラージュ

 詩にあまり馴染みがないので、物語性のある詩の方が好み。
 その土地で撮った写真と絶妙のコラボレーション「トロムソコラージュ」は、ぜひ声に出して読んでみたくなる。「問う男」「臨死船」「詩人の墓」「この織物」紡ぐ言葉と物語性とかすとんと胸に落ちてくる。切なく物悲しい感じ。ぜひ平田俊子さんの「詩七日」を読んでから「絵七日」を読んでみたい。