2009-07-23 北國浩二『リバース』 読書2009 リバース作者: 北國浩二出版社/メーカー: 原書房発売日: 2009/06メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (17件) を見る 怒涛の後半の展開に、とにかく圧倒された。ミスリードを誘う伏線があちこちに張り巡らされ、それが綺麗に回収されていて唸らされるが、あまり「やられた」感を感じず、かえって強引でご都合主義的展開に苦笑するしかない(汗)。ま、夢の実現のために、頑張ってください。それにしても美月って、ここまで執着する価値がある女だったんだろうかと思ってしまう。男心は分かりません(あっちはともかく途中で、真の動機は分からないながらも(←読者もみんな分かんないよ、これじゃ/苦笑)犯人とその動機が分かってしまった/苦笑)。読んでる最中は止められない止められない。決して面白くない話ではないんだけど、登場人物みなミステリのための人物というか、いかにも書割的で薄っぺらい人物ばかりなのが気になった。タイトルの意味に後になって気づく。なるほどね!!そういう意味でもあったのか!) 。